あい ホールディングス、AI開発企業Spakonaと資本業務提携、製造業のAI化加速へ

■画像処理AIと生成AI技術で業務効率化と競争力強化を目指す

 あい ホールディングス<3076>(東証プライム)は7月1日、AI開発企業のSpakona(旧:Daedalus)と資本業務提携を行ったと発表。この提携により、同社はSpakona社の株式の一部を取得する。Spakona社は、2020年設立の企業で、生成AI、画像処理、3次元形状処理、音声処理などの最先端機械学習技術とシステム開発能力を持つ。

 提携の目的は、Spakona社の強みである画像処理AIやVLM(Vision Language Model)などの生成AI技術を活用し、あい ホールディングスグループの生産性向上と商品競争力強化を図ることにある。同社は、セキュリティ機器、情報機器、カード機器、設計、脱炭素システムなどの事業を展開しており、特にセキュリティ機器事業の監視カメラ業界でAI技術の活用を進めている。

 両社の協業により、日本の社会課題である労働人口減少や高齢化問題、DX推進などへの対応を目指していく。Spakona社はすでに製造業向けに画像処理や3次元形状処理を活用した自動化システムを提供しており、製造工程の効率化や品質向上、生産性向上を実現している。また、生成AIによるバックオフィス業務の自動化にも注力しており、この提携を通じてサステナブルな社会環境構築に向けたビジネス価値のイノベーションの実現を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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