商船三井が一段高、同業他社と比べ値上がり率大きく「本邦初のリース契約」好感の見方

■サステナビリティ目標の達成状況に応じて船のリース料が減額

 商船三井<9104>(東証プライム)は7月4日、午前10時にかけて3.5%高の5360円(181円高)まで上げて一段と出直りを強め、日本郵船<9101>(東証プライム)の一時3.0%高、川崎汽船<9107>(東証プライム)の一時1.9%高と比べて強い値上がりとなっている。2日付で、「本邦初、サステナビリティ・リンク・リースの契約締結」と発表し、サステナビリティ目標の達成状況に応じて船のリース料が減額される点などが好感されているとみられている。

 同社グループのMOL Chemical Tankers Pte.Ltd.(エムオーエル ケミカル タンカーズ、本社:シンガポール)が、グループの環境戦略の一環として、リース大手の東京センチュリー<8439>(東証プライム)とケミカルタンカー「BONITA ANA」(ボニータ アナ)を対象に、本邦初のサステナビリティ・リンク・リース契約を締結した。サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲットを設定し、その達成状況に応じてリース料が減額される仕組み。グループの環境戦略とサステナビリティ課題の解決に向けた取り組みが高く評価され契約締結に至ったという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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