【株式市場】前場の日経平均は86円高、米S&P500の最高値など好感、TOPIXは一時最高値を更新

◆日経平均は4万666円78銭(86円02銭高)、TOPIXは2882.81ポイント(10.63ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億2121万株

 7月4日(木)前場の東京株式市場は、米S&P500種とNASDAQ総合指数が連日、最高値を更新したことなどが好感され、ホンダ<7267>(東証プライム)や住友商事<8053>(東証プライム)、商船三井<9104>(東証プライム)などが活況高となった。半導体関連株には小安い銘柄もみられ総じて重かったが、みずほFG<8411>(東証プライム)などの大手銀・保険株は連日高値を更新し、三菱重<7011>(東証プライム)も連日最高値。日経平均は朝方に4万861円35銭(280円59銭高)まで上げ、3月につけた終値ベースでの最高値4万888円43銭に迫った。

 TOPIX(東証株価指数)は一時1989年12月の最高値(終値ベース)を更新した。銀行・保険株や自動車、重電・重工、大手商社株など時価総額の大きい銘柄の上げが牽引した。

 サイバー攻撃の被害拡大が伝えられたKADOKAWA<9468>(東証プライム)は小高く2日続伸基調。ワールド<3612>(東証プライム)は第1四半期の大幅増益など好感され急伸。デジタルアーツ<2326>(東証プライム)やアズジェント<4288>(東証スタンダード)はサイバー攻撃対策の需要増など期待されて一段高。アイズ<5242>(東証グロース)とバリュークリエーション<9238>(東証グロース)は業務提携が材料視され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は8億2121万株、売買代金は2兆980億円。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は856銘柄、値下がり銘柄数は719銘柄。

 東証33業種別指数は21業種が値上がりし、非鉄金属、輸送用機器、海運、不動産、卸売り、精密機器、鉄鋼、銀行、ゴム製品、金属製品、機械、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る