■市販用、業務用、海外それぞれのセグメントで想定を上回る
キユーピー<2809>(東証プライム)は7月5日、買い気配で始まり、取引開始後は10%高の3495.0円(331.0円高)まで上げ、約3か月ぶりに年初来の高値を更新して2016年7月以来の3400円台に進んでいる。4日15時に発表した第2四半期決算(2023年12月~24年5月・累計・連結)が営業利益2.8倍となるなどで大幅に回復し、今11月期の連結業績予想の増額修正と増配も発表、好感買いが先行した。
市販用、業務用、海外それぞれのセグメントでの売上伸長や、それに伴う収益改善が当初想定を上回る進捗。これを受け、今期・2024年11月期の連結業績予想を全体に増額修正し、営業利益は前回発表(4月5日)の業績予想を9.7%上回る340億円の見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同19.0%上回る207億円の見込みに引き上げた。また、11月期末配当の予想も従来予想比4円増の31円に引き上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)