【株式市場】日経平均は1円安で6日ぶり反落、最高値を更新後の週末とあって一服模様

◆日経平均は4万912円37銭(1円28銭安)、TOPIXは2884.18ポイント(14.29ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は16億3561万株

 7月5日(金)後場の東京株式市場は、直近決算のETF(上場投資信託)の収益分配にともなう売りが通常に比べて多く、週明け8日、10日に到来とされ、昨日は日経平均、TOPIXとも最高値を取ったこともあり、小休止の雰囲気が漂った。直近まで出直りの目立った海運株や連日高値の大手銀行株が一段軟調になり、半導体関連株も高安混在。一方、三菱重<7011>(東証プライム)は14時頃に一時小安くなったが切り返して10日続伸し上場来の高値を4日連続更新。三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)は9日続伸基調となって上場来の高値を更新。損保や大手銀が政策保有株を大量売却と発表したホンダ<7267>(東証プライム)は小幅安にとどまった。日経平均は前引けより170円安い35円安で始まり、ほどなく166円76銭安(4万746円89銭)まで軟化したがその後は一進一退を続けて大引けは1円安。6日ぶりの反落となった。TOPIXも6日ぶりに下げて終った。

 後場は、KOKUSAI ELECTRIC<6525>(東証プライム)が一段と上げてプライム銘柄の値上がり率1位となり、業界団体による受注見通しの増額修正やサムソン電子の好決算など材料視の見方。トーメンデバイス<2737>(東証プライム)も一段と上げサムソン電子との取引大とされ連想買いの見方。Ubicom・HD<3937>(東証プライム)医療界の過剰勤務対策など追い風要因が多彩とされ一段高。テクニスコ<2962>(東証スタンダード)も一段と上げ「超薄膜型白金水素センサ」が経産省に採択されたとの発表を好感。アズジェント<4288>(東証スタンダード)はサイバー攻撃の被害拡大が伝えられたKADOKAWA<9468>(東証プライム)の件などを受けて対策需要増など期待されて一段と上げ一時ストップ高。G-FACTORY<3474>(東証グロース)は一時ストップ高となり水産庁のウナギ完全養殖研究報道にを受けて廉価うなぎ店への寄与を期待と思惑買い。

 東証プライム市場の出来高概算は16億3561万株(前引けは8億395万株)、売買代金は4兆2889億円(同2兆157億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は303(前引けは426)銘柄、値下がり銘柄数は1314(同1168)銘柄。

 東証33業種別指数は6業種(前引けは8業種)が値上がりし、サービス、医薬品、その他製品、小売り、不動産、情報通信、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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