■がん細胞を攻撃する次世代技術のバイオスタートアップに出資と伝えられる
大塚HD(大塚ホールディングス)<4578>(東証プライム)は7月8日、一段と上げて始まり、取引開始後に7058円(130円高)まで上げ、値上がり率は2%程度だが上場来初の7000円台に進んでいる。抗精神病薬「ブレクスピプラゾール」について、6月25日に米国FDAが「成人の心的外傷後ストレス障害(PTSD)」についての申請を受理したと発表したあたりから上値を追うピッチが強まっており、7月8日は、傘下の大鵬薬品工業が「ベンチャーキャピタル(VC)を通じて、英バイオスタートアップのセオリティクスに出資した」(日本経済新聞7月6日付朝刊)と伝えられたことなども買い材料視されている。
報道によると、大鵬薬品工業が出資した英企業は、オックスフォード大学発のスタートアップで2017年に設立されたバイオスタートアップのセオリティクス社。「風邪の原因にもなる『アデノウイルス』というウイルスを活用してがん細胞を攻撃する次世代技術を開発している」「セオリティクスのがんウイルス療法は卵巣がんの新たな治療の選択肢につながることが期待されている」という。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)