■前3月期は最高益を更新し2030年に向け新計画を開始
栗本鐵工所<5602>(東証プライム)は7月8日、急反発となり、午前10時にかけて14%高の5230円(655円高)まで上げて約1か月ぶりに年初来の高値を更新し、2006年2月以来の高値に進んでいる。ホームページの「新着情報」に8日付で、「バルブカタログ(白蝶)PDF版を掲載」と発表し、「水道用バルブ価格表(2024年度版)」などを掲示しており、新たな価格体系による業績への寄与などに期待が強まったと見られている。
業績は好調で、2024年3月期は親会社株主に帰属する当期純利益など各利益とも最高を更新した。5月中旬に発表した新・中期計画では、2030年に売上⾼1500億円(24年3月期比19%増)、営業利益100億円(同340%増)、ROE8%以上(同7.1%)の達成に向け、変革成⻑準備期間である新中期経営計画期間においては、3年間継続してROE7%以上を⽬指すとしている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)