■同社CFOの談話記事を受け資本効率の向上などに期待強まる
日立製作所<6501>(東証プライム)は7月9日、再び一段高となり、6%高の3848円(202円高)まで上げて2日ぶりに実質的な上場来の高値を更新している。同社CFO加藤知巳・最高財務責任者の談話として「日立、株主還元一段と、配当・自社株買い『50%意識』資産売却を継続」(日本経済新聞7月9日付朝刊)と伝えられており、注目が再燃している。
このところは、海外勢の一角が同社株と三菱重工業<7011>(東証プライム)に注目しているといった話があり、NY株式市場でも8日は値上がりした。談話記事では、「今後も数千億円クラスの資産売却はあり得る」とし、「売却で得た資金は成長投資や自社株買いに充てる」とした。一段の資本効率向上に期待が強まる形になった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)