【株式市場】前場の日経平均は606円高、米NASDAQの連日最高値など好感し半導体株など一斉高

◆日経平均は4万1386円80銭(606円10銭高)、TOPIXは2885.37ポイント(17.76ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億3522万株

 7月9日(火)前場の東京株式市場は、米S&P500種とNASDAQ総合指数の連日最高値に加え、ソニーG<6758>(東証プライム)など8社が5年間で半導体産業育成に5兆円の投資と伝えられたことなどを受け、東京エレク<8035>(東証プライム)などの半導体関連株が一斉高となり、TDK<6762>(東証プライム)なども軒並み堅調となった。総還元性向を拡充の意向が伝えられた日立<6501>(東証プライム)は2日ぶりに実質最高値。一方、銀行株や不動産株、海運株は安い。日経平均は取引開始後に400円高となり、ひと呼吸入れてから一段高となり、606円10銭高(4万1386円80銭)まで上げて高値引けとなった。

 ウェザーニューズ<4825>(東証プライム)が急伸して3か月ぶりに5000円台を回復し5月決算と今期予想を好感。フジクラ<5803>(東証プライム)や古河電工<5801>(東証プライム)は銅相場の1か月ぶり1万ドル回復や類似業態の米企業の好決算などで活況高。クックパッド<2193>(東証スタンダード)は6月締めの四半期決算に期待再燃の様子で3か月ぶりに高値を更新。日本アビオニクス<6946>(東証スタンダード)はトランプ氏の防衛自前主義を先取るとされ一段と出直り拡大。アスカネット<2438>(東証グロース)は「事業計画及び成長可能性に関する事項」に注目集まりストップ高買い気配。

 東証プライム市場の出来高概算は8億3522万株、売買代金は2兆572億円。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は990銘柄、値下がり銘柄数は590銘柄。

 東証33業種別指数は18業種が値上がりし、電気機器、非鉄金属、精密機器、化学、情報通信、その他製品、繊維製品、サービス、保険、医薬品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■千葉県匝瑳市で画期的な太陽光発電技術の共同実証実験  積水化学工業<4204>(東証プライム)と…
  2. ■NNP技術を用いた高速計算でCMPスラリーのメカニズムを初めて解析  レゾナック・ホールディング…
  3. ■生きものの文章を読みながら、楽しく読解力が身につく  学研ホールディングス<9470>(東証プラ…
2024年9月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■9月相場を制するのは高配当株!安定収入と株価上昇の両立を目指す  9月の株式市場は、日米の政治情…
  2. ■「ホンダラ行進曲相場」の最終イベントの中間配当権利取りではランク上位銘柄をマーク  株式相場は、…
  3. ■日本の埋蔵隠れ資産66兆円を狙え!金価格上昇で活況を呈するリユース市場  今週のコラムは、金価格…
  4. ■「二日新甫」の9月相場はアップサイドでもダウンサイドでも金関連株になお「ラストリゾート」余地  …

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る