■寿司の新規業態店舗にも導入を広げ、国内外の寿司職人不足にも対応
鈴茂器工<6405>(東証スタンダード)は7月8日、コンパクトシャリ玉ロボット「S-Cube(エスキューブ)」を7月23日に発売すると発表。この新製品は、従来のシャリ玉ロボットと比較して軽量かつコンパクトであり、多様な飲食店に対応できる設計となっている。特に限られたスペースでも設置が可能で、費用面からも導入しやすいため、寿司の新規業態店舗にも適している。
寿司職人の育成には長い年月がかかるため、寿司職人不足は業界全体の課題となっている。鈴茂器工は、この問題に対処するためにS-Cubeを開発。既存のSSNシリーズは高性能だが価格が高いため、新規参入者にとってハードルが高かった。S-Cubeはそのエントリーモデルとして位置付けられ、日本食文化の普及と寿司ビジネスの拡大に貢献することを目指していく。
S-Cubeは、口の中でほぐれる絶妙なシャリ玉の品質を維持しながら、12gから20gまで1g単位でシャリ玉の大きさを調整できる業界初の技術を備えている。これにより、握り寿司から軍艦巻きまで様々なシャリ玉サイズに対応可能で、飲食店のオペレーションを大幅に改善する。また、部品点数を少なくし、日常の取扱いや洗浄も容易で、届いたその日から使用できるスタートアップガイドも同封されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)