■今8月期の業績予想は据え置いたが上振れ期待も
カーブスHD(カーブスホールディングス)<7085>(東証プライム)は7月10日、急激に出直る相場となり、午前9時50分にかけて9%高の810円(65円高)まで上げ、ここ数日の調整相場を一気に奪回している。女性向けのフィットネスジムを展開し、9日午後に発表した第3四半期連結決算(2023年9月~24年5月・累計)の営業利益が前年同期比43.9%増加し、「チェーン売り上げ、会費入会金売り上げ、会員向け物販売り上げとも過去最高」(決算説明資料より)になったことなどが好感されている。
円相場が米ドルで前第3四半期末から6.42円の円安になったため、海外子会社Curves International,Inc.買収時に発生したのれん・商標権の資産価額が、円換算では1億91百万円の減少となったが、本業の好調さが改めて示された。今期・24年8月期の通期連結業績見通しは24年3月発表の数値を全体に据え置き、営業利益は49億円~51億円(前期比27.2%像~32.4%増)を継続したが、退会割合が低下しているとしたことなどから、株式市場関係者の中には上振れを期待する様子も出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)