NTTドコモとパートナー3社、再生可能エネルギー普及へ家庭用蓄電池制御実証実験開始
- 2024/7/11 07:30
- IR企業情報
■「ドコモでんき」と蓄電池制御、家庭向けエネルギーサービスの未来を探る
NTT(日本電信電話)<9432>(東証プライム)グループのNTTドコモ、アノードエナジー、スマイルエナジーの3社は、7月10日から家庭用蓄電池の最適制御を目的とした実証実験を開始すると発表。再生可能エネルギーの普及を目指し、デマンドレスポンスサービスやリソースアグリゲーションを活用することで、太陽光発電の有効利用を促進する。実験は「ドコモでんき」と「ちくでんエコめがね」の契約者を対象に行い、需給がひっ迫する時間帯に蓄電池の充放電を遠隔で最適に制御することが目的。
実証実験では、各社がそれぞれの役割を担う。ドコモは蓄電池制御の発動条件設計や顧客対応を担当し、アノードエナジーは電力小売事業者としてサービス拡大とリソース活用市場への参入可能性を検討。スマイルエナジーは条件に基づいた蓄電池の遠隔制御と最適制御ロジックの検討を行う。実証期間は2024年8月1日から2025年2月28日までで、応募期間は2024年7月10日から11月30日まで。
この実証実験により得られたデータや知見を基に、3社は新規エネルギーサービスの提供や脱炭素化への取り組みを強化する予定。リソースアグリゲーションの導入で家庭用エネルギーの効率化を目指し、持続可能な社会の実現に貢献する。NTTグループのGXソリューションブランド「NTT G×Inno」の一環として、2050年カーボンニュートラルの実現を目指していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)