【株式市場】前場の日経平均は347円高、初の4万2000円台、米利下げ観測とNYダウ大幅高など好感

◆日経平均は4万2179円84銭(347円85銭高)、TOPIXは2928.30ポイント(19.10ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億1572万株

 7月11日(木)前場の東京株式市場は、米FRB議長の上下両院での2日に渡る議会証言を受けて米国の9月利下げ観測が強まったとされ、NYダウの大幅高などを受けて株価指数先物から一段高の展開となった。ソニーG<6758>(東証プライム)と任天堂<7974>(東証プライム)が5ヵ月半ぶりに高値を更新し、日立<6501>(東証プライム)やTDK<6762>(東証プライム)は朝方に最高値を更新。半導体関連株も前引けにかけて上げる銘柄が増えた。日経平均は511円高で始まり、594円78銭高(4万2426円77銭)まで上値を追い、取引時間中の最高値を5日続けて更新。初の4万2000円台に乗った。前引けも終値での最高値を3日連続更新するペースとなっている。

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)が急伸し第1四半期決算と業績予想の増額修正など好感。MonotaRO<3064>(東証プライム)は月次売上高が好感され急伸。タカキュー<8166>(東証スタンダード)は第1四半期の大幅増益と債務超過の解消宣言が好感されストップ高、イー・ロジット<9327>(東証スタンダード)は創業者が代表取締役に復帰の人事を好感とされ急反発。TORICO<7138>(東証グロース)は再び急伸し「漫画全巻ドットコム」好調観測と競合ライバル企業の株式非上場化による恩恵など材料視。プログリット<9560>(東証グロース)は第3四半期の大幅増益と通期見通しが好感され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は9億1572万株、売買代金は2兆3947億円。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は1239銘柄、値下がり銘柄数は353銘柄。

 東証33業種別指数は29業種が値上がりし、パルプ紙、金属製品、医薬品、陸運、鉱業、ゴム製品、電気機器、電力ガス、建設、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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