■社員の経費立替負担を軽減しDX化など実現する「BillOne経費」にも注力
Sansan<4443>(東証プライム)は7月12日、買い気配のまま急伸し、取引開始後にストップ高買い気配の2130円(400円高、23%高)に達したまま買い気配となっている。名刺管理システムなどで知られ、11日午後に発表した2024年5月期の連結決算が営業利益6.7倍となるなどでV字型の急回復となり、自己株式の取得(自社株買い)も発表。売買が成立すれば株式分割を考慮した相場で2022年1月以来の2000円台に進む急伸相場となっている。
前5月期は、営業DXサービス「Sansan」の成長が継続し、「Sansan」の売上高は前年同期比15.6%増加した。また、インボイス管理サービス「Bill One」は高成長が継続し、「Bill One」の売上高は前期比155.5%増加した。今期・25年5月期は、請求書発行から入金消込までを一気通貫で完結させる「Bill One発行」、社員の立替経費に伴う課題を解決しながら金銭的負担を軽減し経費精算業務の効率化やコスト削減を実現する「Bill One経費」などに注力しながら、売上高は前期比27%増から30%増(430億26百万円から440億42百万円)を目指す。
自社株買いは、20万株(自己株式を除く発行済株式総数の0.16%)、総額300百万円を各上限に、2024年7月12日から同年8月31日までの予定で行うとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)