【株式市場】前場の日経平均は209円高、NYダウ最高値に乗り「トランプ・トレード」も活発

◆日経平均は4万1399円72銭(209円04銭高)、TOPIXは2917.04ポイント(22.48ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億1222万株

 7月16日(火)前場の東京株式市場は、NYダウの週明け最高値更新などを受けて日本取引所G<8697>(東証プライム)が上げ、東京エレク<8035>(東証プライム)などの半導体関連株も上げたほか、米トランプ氏が銃撃されでも「かすり傷」だったことを受け、大統領選はほぼ当選確実とされ、同氏の政策や考え方に乗る銘柄を買う「トランプ・トレード」が活発化。三菱重<7011>(東証プライム)やINPEX<1605>(東証プライム)、トヨタ<7203>(東証プライム)などが軒並み買われて反発基調となった。大手商社株なども上げ銀行・保険株も高い。日経平均は176円高で始まり、午前10時にかけて329円39銭高(4万1520円07銭)まで上げ、その後は一進一退だったが、前引けも上げ幅200円台を保ち反発基調となった。

 良品計画<7453>(東証プライム)が一段高となり業績予想の増額修正と最高益更新見込みなど好感され、ラクト・ジャパン<3139>(東証プライム)も業績予想の増額を受けて一段高。出前館<2484>(東証スタンダード)は大規模な自社株買いなど好感され一時ストップ高。メタプラネット<3350>(東証スタンダード)は仮想通貨関連事業の株もトランプ氏の政策に乗るとされ急伸。シンバイオ製薬<4582>(東証グロース)は共同研究先の米大学の論文発表など材料視され2日続けて大幅に上げストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億1222万株、売買代金は1兆9941億円。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は978銘柄、値下がり銘柄数は625銘柄。

 東証33業種別指数は20業種が値上がりし、証券商品先物、保険、銀行、卸売り、鉱業、石油石炭、機械、電気機器、その他金融、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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