■追加解析を実施して再申請を目指す、ストップ安の翌日にストップ高
メドレックス<4586>(東証グロース)は7月16日、午前11時過ぎにストップ高の127円(30円高、31%高)をつけ、後場はそのまま買い気配となっている。同日朝、米国で共同開発している帯状疱疹後の神経疼痛治療薬MRX-5LBT(『リドカイン』テープ剤、商標名Lydolyte)について、追加解析を実施して米FDA(国食品医薬品局)に再申請を目指す方針としたと発表し、期待が高揚している。
同製剤については、7月12日の朝、FDAからの審査終了通知を受領したため「承認を前提としたマイルストン収入、製品売上及び製造原価を2024年12月期に計上する見込みがなくなった」(発表リリースより)として業績予想の下方修正を発表。12日の株価はストップ安となっていた。ストップ安の翌日にストップ高と目まぐるしい相場だが、値動きの弾力性とMRX-5LBTへの期待はいぜん健在な証拠との受け止め方があり、引き続き投資対象として注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)