トリプルアイズは後場もストップ高続く、今8月期の完全黒字化予想を好感

■GPUサーバー事業で納品した大型案件は業績を保守的に見込む

 トリプルアイズ<5026>(東証グロース)は7月16日、午前10時にかけてストップ高の1776円(300円高、20%高)まで上げ、約2か月半ぶりに年初来の高値を更新し、後場は買い気配を続けている。前取引日・7月12日の13時に発表した第3四半期決算と8月通期の連結業績予想の増額修正(完全黒字転換)が好感され、この日の午後から連日高。2022年6月以来の高値に進んでいる。

 第3四半期まで(2023年9月~24年5月・累計)AIソリューション事業が好調に推移し、AIZE部門(アルコール検知AIクラウドシステム「AIZE Breath」など)における大型受託開発案件の獲得などがあったことに加え、第4四半期n受注状況やエンジニア人材に対する投資を見込み、今8月期の連結業績予想を全体に増額修正した。売上高は従来予想を7.3%上回る見込みに引き上げ、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は小幅だが黒字に転換する見込みに見直した。GPUサーバー事業で第2四半期に納品した大型案件については、市場の変動性を鑑みて業績を保守的に見込んでいるとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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