住友ファーマが戻り高値を更新、開発中の抗がん剤候補のファストトラック指定を好感

■米国で優先審査の対象となることも期待され期待集まる

 住友ファーマ<4506>(東証プライム)は7月17日、前日比変わらずで始まった後次第高となり、午前9時50分にかけて6%高の439円(24円高)まで上げ、約2か月半ぶりに戻り高値を更新している。16日付で、開発中の抗がん剤『DSP-5336』が米国食品医薬品局(FDA)よりファストトラック指定を受領、と発表しており、次第に評価の強まる相場になっている。

 発表によると、同社の米国子会社が、『DSP-5336』について、米FDAより、再発または難治性の急性骨髄性白血病(AML)を対象としたファストトラック指定を受領した。ファストトラック指定は、重篤または生命を脅かす恐れのある疾患やアンメット・メディカル・ニーズの高い疾患に対し、治療効果が期待される治療法の開発・審査の迅速化を目的とした制度。全データの提出を待たずに提出されたデータから順次審査を進めることができ、さらに、今後得られる臨床試験結果によって、(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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