ENECHANGEがストップ高、延期していた有価証券報告書の提出完了と四半期決算など発表、上場来安値圏から一段と出直る

■債務超過を解消、今期の業績予想は「第2四半期決算発表頃の開示を予定」

 ENECHANGE<4169>(東証グロース)は7月17日、取引開始後にストップ高の478円(80円高、20%高で売買されたまま買い気配を続け、上場来安値圏からの出直りを一段強めている。16日の夕方、提出を延期していた有価証券報告書(2024年12月期・第1四半期)の提出完了と第1四半期決算などを発表し、好感買いが集中した。

 第1四半期の連結決算(2024年1~3月)は各利益とも損失だったものの、「エネルギーデータ事業」「EV充電事業」とも進展があり、売上高は前年同期比27.4%増加した。今12月期の業績予想は未定としたが、「第2四半期決算発表頃の開示を予定」とした。

 また、「上場維持基準(純資産基準)への適合に向けた計画に関する進捗状況」では、24年12月期・第1四半期連結会計期間末時点(24年3月末時点)で、た第三者割当増資による発行価額の総額39億99百万円が純資産の部に計上され、純資産額は21億81百万円で「正」となっており、実質的な債務超過の解消となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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