バリュエンスHDは一時ストップ高、上場来の安値圏から連日出直る、業績予想の増額など好感

■今8月期は急改善、営業利益は損失半減の見込みに

 バリュエンスHD(バリュエンスホールディングス)<9270>(東証グロース)は7月17日、一時ストップ高の933円(150円高、19%高)まで上げ、上場来の安値圏から2日続けて大幅高の出直り相場となっている。ブランド品の買い取り店舗「なんぼや」などを運営し、12日の15時30分に第3四半期決算と今8月期の連結業績予想の増額修正を発表、連日好感されている。

 第3四半期決算(2023年9月~24年5月・累計、連結)は、各利益とも損失だったが売上高は前年同期比14.4%増加した。売上総利益率重視の仕入を行い、計画どおりの販売戦略を遂行し、売上総利益率は改善傾向になり、地金相場が好調に推移したこと等も寄与。こうした動向を受け、今8月期の連結業績予想を全体に増額修正し、営業利益は従来予想の損失12億円を6億円の損失の見込みに見直した。リユース品の売買だけにとどまらない、付加価値の提供なども寄与しているもようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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