■「高効率」「コンパクト」な環境対応型に変身、米国の方が展開力大の見方
マイクロ波化学<9227>(東証グロース)は7月17日の後場、13時にかけて7%高の1122円(78円高)前後で推移し、約1か月ぶりに1100円台を回復して出直っている。工業界の製造プロセスを「熱と圧力」から「マイクロ波」に替えることで「高効率」「コンパクト」な環境対応型に変身させる事業を行い、NY株式市場や東京市場でトランプ大統領の登場を前提とした政策や考え方に乗る銘柄を買う「トランプ・トレード」が活発化するとともに、同社株にも注目が強まってきたとみられている。
2024年2月には、三井化学<4183>(東証プライム)の工場内にマイクロ波を活用した革新的な炭素繊維(CF)製造技術に関する実証設備を完工と発表済み。また、同年1月にはアサヒグループホールディングス<2502>(東証プライム)グループのアサヒグループ食品株式会社とマイクロ波凍結乾燥技術のフェーズアップ実証試験を開始と発表。米国の各産業分野での展開力は日本国内よりも大きいとの見方がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)