■今期の年間配当は82円を予定(普通配当で9期連続の増配を予定)
ニチレイ<2871>(東証プライム)は7月18日、次第高となり、午前10時にかけて5%高の3722.0円(191.0円高)まで上げ、約1か月ぶりに3700円台を回復して出直りを強めている。円相場が対ドルで2円近く円高になっている上、日経平均が800円安の中、投資の基本に立ち返って連続最高益を見込む好業績などが見直されたとの見方が出ている。
2024年3月期の連結業績は、主力事業の収益改善に加え、バイオサイエンス事業が好調に推移したことなどにより、営業利益、親会社株主に帰属する当期純利益などが過去最高を更新した。今期・25年3月期の連結業績予想も売上高、各利益の続伸を見込む。今期の配当金は、自己資本配当率(DOE)に基づき前期比8円増の年間82円(普通配当で9期連続の増配)を予定する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)