■電子カルテ閲覧や「3点認証」にも活用、医療DXを推進
アイキューブドシステムズ<4495>(東証グロース)は7月18日、同社が提供する「CLOMO MDM」が、日本赤十字社 福岡赤十字病院で導入され、職員向けの640台のiPhone管理に採用されたと発表。同院は1947年に開設され、現在は36の診療科目を持つ急性期病院である。従来のフィーチャーフォンからiPhoneに移行し、管理部門と看護部門にそれぞれ500台と140台が配布された。管理部門では電子カルテ情報の確認や連絡手段として、看護部門では3点認証のためにiPhoneが活用されている。
「CLOMO MDM」により、電子カルテが一時的に使用できない際の連絡手段としてiPhoneのチャット機能が活用され、事務連絡が確実に伝わるようになった。また、利用できるアプリや機能の制限、紛失時のアラート音の出力により、医療情報の安全な取り扱いが可能になった。これにより、非常時の情報伝達手段としても有効性が確認された。
福岡赤十字病院のIT担当者は、「CLOMO MDM」のシンプルで直感的な管理画面を評価しており、今後は「添付文書閲覧アプリ」の導入などさらなるセキュリティ強化を目指している。Wi-Fiネットワークの指定接続許可機能を活用し、安全な医療DXを進めていく予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)