■朝、欧州宇宙機関から『ELSA-M(エルサ・エム)最終フェーズ』契約を獲得と発表
アストロスケールHD(アストロスケールホールディングス)<186A>(東証グロース)は7月19日、買い気配の後9%高の863円(73円高)で始値をつけた。午前8時に英国子会社Astroscale Ltdが『ELSA-M(エルサ・エム)最終フェーズ』の契約を獲得したと発表。契約金額は13.95百万ユーロ(約23.8億円)とし、注目集中となった。上場来の安値圏から大きく出直っている。
発表によると、『ELSA-M最終フェーズ(フェーズ4)』は、欧州宇宙機関(ESA)の通信システム先端研究「ARTES」プログラムの一部として開発している衛星で、軌道上で役目を終えた人工衛星を磁石捕獲で複数除去するもの。今後商用サービスとして見込むEOLサービス(End-of-Life Service:衛星運用終了時のデブリ化防止のための除去サービス)を展開する上で、ELSA-Mフェーズ4を重要なミッションと位置付けているとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)