伊藤園と日清食品、トラック使用台数19%削減、「往路茶葉、復路即席麺」の毎日運行で持続可能な物流連携を強化

■「空きパレット返却」や「混載輸送」など、物流効率化の取り組みをさらに加速

 伊藤園<2593>(東証プライム)と日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)の日清食品は、持続可能なサプライチェーンの構築を目指し、往路だけでなく復路の車両活用にも着目した「循環型」の物流連携を強化している。両社は、往路に茶葉、復路に即席麺を運ぶ「ラウンド輸送」の毎日運行を7月22日から開始すると発表。これにより、トラック使用台数を約19%削減し、CO2排出量も約17%削減できる見込みである。

 両社はこれまでも「空きパレットの共同返却輸送」や「即席麺と茶葉の混載輸送」といった、トラック台数の抑制やCO2排出量の削減に繋がる取り組みを実施してきた。今回の「ラウンド輸送」により、さらに連携を強化し、持続可能な物流の実現に向けた取り組みを推進する。今後は、「カップヌードル」などの即席麺と「お~いお茶」などの飲料製品を混載して輸送するなど、幅広い領域での物流連携も検討している。

 伊藤園は、環境負荷の低減を通じて持続可能な社会を実現するため、物流の効率化と環境配慮の取り組みを推進している。日清食品との持続可能な物流連携を行うパートナーシップをはじめ、他企業との連携を強化し、物流ネットワークの最適化を図っていく考えである。今回の取り組みを通じて、顧客に安全・安心な製品を持続的に届けるための効率的な物流体制を構築し、持続可能なサプライチェーンの構築を目指していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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