■純損益は第2四半期累計の予想を85%上回る見込みに見直す
日本郵船<9101>(東証プライム)は7月23日、買い気配で始まり、取引開始後は7%高の4760円(299円高)をつけで活況高となっている。22日の15時に業績予想の増額修正を発表し、好感買いが先行。5日ぶりの反発相場となった。
今期・2025年3月期の第2四半期(24年4~9月・累計)の連結業績予想と3月通期の連結業績予想を全体に大幅増額修正した。第2四半期累計の営業利益は従来予想を50.0%上回る見込みに見直し、3月通期の営業利益は同30.3%上回る見込みに引き上げた。また、親会社株主に帰属する当期純損益は、第2四半期累計の予想を同85.2%上回る見込みに、3月通期の予想を同59.2%上回る見込みに引き上げた。
紅海情勢に起因する喜望峰ルートの利用によるコンテナ船の需給逼迫、運賃市況が期初の想定を上回る見通しになった。また、物流事業、不定期専用船事業における堅調な市況推移や円安の進行等も踏まえた。為替前提レートは、第2四半期累計が152.51円/US$、通期は151.26円/US$。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)