【株式市場】日経平均は4円安で5日続落、TOPIXはもち直し4日ぶりに反発

◆日経平均は3万9594円39銭(4円61銭安)、TOPIXは2833.39ポイント(5.86ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億8972万株

 7月23日(火)後場の東京株式市場は、半導体株の中でアドバンテスト<6857>(東証プライム)は一段ジリ高となった一方、レーザーテック<6920>(東証プライム)は安値を更新したまま続落模様と値動きが分かれ、大手商社株も住友商<8053>(東証プライム)は堅調だった一方で三井物産<8031>(東証プライム)は一段軟化して始まり、選別買いの強まる相場となった。業績予想を大幅増額した日本郵船<9101>(東証プライム)は一段と強含み、米社から事業譲受の横浜ゴムも一段と強含んだ。第一生命HD<8750>(東証プライム)や銀行株の一部も一段ジリ高。日経平均は一転小安く44円安で始まり、13時過ぎに79円09銭安(3万9519円91銭)まで軟化し、大引けも戻しきれず5日続落。一方TOPIXは小高くなり4日ぶりに反発した。

 後場は、日本製鉄<5401>(東証プライム)が中国宝山製鉄との合弁を解消と伝えられて一時急動意となり、瑞光<6279>(東証プライム)は新株予約権の買取り償却が好感され一段高。ACCESS<4813>(東証プライム)は位置情報連動型ビジネスチャット10周年の記念措置に期待と一段高。レッド・プラネット・ジャパン<3350>(東証スタンダード)は14時過ぎから一段と上げて上値を追い、保有するビットコインの残高を公に認知してもらえる手段として認証サービスのグローバルリーダーHoseki社の残高認証サービスを導入との発表を受けて一段高。ソレイジア・ファーマ<4597>(東証グロース)やアンジェス<4563>(東証グロース)が一段と上げ少し前に新薬候補申請のニュースがあることなどで「困ったときのバイオ株物色」の見方。AIAIグループ<6557>(東証グロース)は株式分割と優待の導入が連日好感され2日続けてストップ高。

 23日に新規上場のフィットイージー(212A)(東証スタンダード・名証メイン)は1213円(公開価格990円の23%高)で初値をつけ、その後1275円(同29%高)まで上げる場面をみせて売買され、大引けは1121円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は13億8972万株(前引けは7億1346万株)、売買代金は3兆4885億株(同1兆7669億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1127(前引けは1219)銘柄、値下がり銘柄数は472(同360)銘柄。

 東証33業種別指数は22業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、銀行、ゴム製品、ガラス土石、その他金融、水産農林、医薬品、不動産、倉庫運輸、証券商品先物、保険、などだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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