ニトリHDが後場上げ幅拡大、約1か月ぶりの円高、日銀の利上げ9月は都合悪いので7月末の予想が

■米国では住宅統計を受け9月の利下げ予想強まる

 ニトリHD(ニトリホールディングス)<9843>(東証プライム)は7月24日の後場、一段と強含む相場となり、14時を過ぎて1万7975円(200円高)まで上げて2日続伸基調に転じている。同日付でガラスキャニスターやウォールシェルフの新製品を発表しているが、円高が収益を押し上げる傾向の強い銘柄で、24日の円相場が午前11時にかけて1ドル155円台に入り、約1か月ぶりの円高になったため見直し買いが再燃したとみられている。

 円相場については、米国23日発表の中古住宅販売件数(6月分)が市場予想を下回り9月中の利下げ予想が強まったとされたことに加え、日本の金利情勢については、8月に金融政策決定会合がなく、9月になると自民党の総裁選などと重なる可能性が出てくるため、7月末の会合で利上げが行われるとの予想が出ていること、などが円高の要因になっているもようだ。円高メリットの代表格として神戸物産<3038>(東証プライム)は戻り高値に進んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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