ispace、欧州初・開発の月面探査ローバー「TENACIOUS」完成!2024年冬打ち上げへ
- 2024/7/26 08:40
- プレスリリース
■欧州製マイクロローバー「TENACIOUS」が月面探査
ispace(アイスペース)<9348>(東証グロース)は7月25日、、欧州法人であるispace EUROPEが、欧州初の月面探査用マイクロローバー「TENACIOUS」の組立を完了したと発表。同ローバーは、2024年冬に「HAKUTO-R」ミッション2の一環として、RESILIENCEランダーと共に打ち上げられる予定。ルクセンブルクで設計・製造されたTENACIOUSは、同国から日本へ輸送され、打ち上げの準備が進められる。
同プロジェクトの完成発表は、ispace EUROPEのCEOであるジュリアン=アレクサンドル・ラマミ氏、ispaceのCROである斉木敦史氏に加え、ルクセンブルク大公国の経済・中小企業・エネルギー・観光大臣や在ルクセンブルク日本国大使館の特命全権大使が出席して行われた。マイクロローバーTENACIOUSは、欧州宇宙機関とのLuxIMPULSEプログラムの契約を通じて、ルクセンブルク宇宙機関と共同出資で開発されたものである。
TENACIOUSは、高さ26cm、幅31.5cm、全長54cm、重さ約5kgの小型ローバーである。炭素繊維複合材(CFRP)を使用し、軽量かつ耐久性に優れている。前方にはHDカメラを搭載し、月面での撮影が可能であり、特殊な車輪形状により月面のレゴリス環境でも安定した走行ができる。ルクセンブルクのミッションコントロールルームとランダーを通じてコマンドやデータの送受信が行われる予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)