中外製薬が戻り高値に迫る、第2四半期22%増益など好感、主力品に加え新製品も好調

■新製品は抗悪性腫瘍剤や眼科用モノクローナル抗体など好調

 中外製薬<4519>(東証プライム)は7月26日、買い気配で始まり、取引開始後は6%高の6365円(339円高)まで上げている。24日の夕方に発表した第2四半期連結決算(中間期、2024年1月1~6月・累計)の営業利益が前年同期比22%増加するなど好調で、約2週間前につけた戻り高値6429円に迫っている。

 主力品のヒト化抗ヒトIL-6レセプターモノクローナル抗体「アクテムラ」が堅調に推移し、新製品の眼科用VEGF/Ang-2阻害剤抗VEGF/抗Ang-2ヒト化二重特異性モノクローナル抗体「バビースモ」や、新製品の抗悪性腫瘍剤/抗HER2ヒト化モノクローナル抗体・ヒアルロン酸分解酵素配合剤「フェスゴ」の売り上げが好調に推移するなどで、売上収益は5529億円(前年同期比4.6%減)だったが、営業利益は2582億円(同22.4%増)、中間利益は1863億円(同18.9%増)となった。12月通期の予想は全体に従来予想を継続したが、上振れ予想が少なくないようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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