キヤノンは2008年来の高値に進む、業績予想を増額修正、昨日の下げを「3倍返し」

■12月通期の営業利益は従来予想を24%上回る見込みに見直す

 キヤノン<7751>(東証プライム)は7月26日、取引開始後に10%高の4763円(430円高)まで上げて約7週間ぶりに年初来の高値を更新し、2008年以来の高値に進んでいる。25日の15時に発表した第2四半期決算が好調で、今12月期の連結業績見通しの増額修正も発表。昨25日の下げ幅99円の「3倍返し」の急反発となっている。

 12月通期の連結業績見通しは、新規事業の成長性、主力事業の市場競争力や新製品効果、これに為替レートの見直しを考慮し、売上高は従来予想を10%上回る4兆6000億円(前期比10.0%増)の見込みに見直し、過去最高を記録した2007年を超える見込みとした。営業利益は同23.9%上回る4650億円(前期比23.9%増)の見込みに、当社株主に帰属する当期純利益は同25.4%上回る3350億円(前期比26.6%増)の見込みに見直した。業績見通しの前提となる第3四半期以降の為替レートは米ドル155円、ユーロ165円とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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