■営業利益が黒字に転換、「DX・モダナイゼーション商談が力強く伸長」
富士通<6702>(東証プライム)は7月26日、急反発となり、午前10時過ぎに11%高の2698.5円(263.0円高)まで上げ、直近までの4日続落幅(約211円)を一気に奪回。25日の15時に発表した第1四半期決算が好感され、2週間前につけた2000年以来の高値2705.5円に迫っている。
第1四半期連結決算(2024年4~6月・IFRS)は、売上収益が前年同期比3.8%増加し、営業利益は前年同期比で黒字化。税引前利益は前年同期の32倍になり、全体に急回復していることを示す内容になった。主軸のサービスソリューション事業は、「国内市場を中心に、DX・モダナイゼーション商談が力強く伸長(国内ビジネス+11%)し、『Fujitsu Uvance』の売上は前年比+37%」「増収効果に加えて採算性も向上」(概要より)となった。今3月期の連結業績予想は全体に据え置いたが、第1四半期は想定を上回る推移との見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)