天気予報サービス「177」が終了へ、70年の歴史に幕、NTT東日本・西日本が発表
- 2024/7/26 16:17
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■2025年3月31日をもって「177」終了
NTT(日本電信電話)<9432>(東証プライム)グループの東日本電信電話(NTT東日本)および西日本電信電話(NTT西日本)は7月26日、天気予報サービス「177」を2025年3月31日(月)をもって終了すると発表。同サービスは1955年に開始され、固定電話から177番をダイヤルすることで地域の気象情報を確認できる手段として長年利用されてきた。しかし、テレビやスマートフォン、インターネットの普及に伴い、利用数が大幅に減少していることから、サービス提供の終了を決定した。
■スマホ・インターネット普及による利用減少が原因
NTT東西によると、固定電話の利用が減少している現状に加え、気象情報を確認する手段が多様化していることがサービス終了の主な理由である。特にスマートフォンやインターネットの普及により、リアルタイムで気象情報を簡単に取得できるようになったことが大きい。このため、固定電話を使用した「177」の需要が減少し、今後もこの傾向が続く見込みであることから、サービス提供を終了することになった。
サービス終了後は、テレビやラジオ、スマートフォン、インターネットなど他の手段を利用して気象情報を確認することが推奨される。NTT東西は利用者に対し、今後の気象情報の取得手段を早めに準備するよう呼びかけている。サービス終了は2025年3月31日(月)23時59分を予定しており、利用者に対しても詳細な案内が行われる予定。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)