【株式市場】日経平均は57円高で2日続伸、後場次第に持ち直す、TOPIXは戻しきれず小安い

◆日経平均は3万8525円95銭(57円32銭高)、TOPIXは2754.45ポイント(5.22ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は17億2678万株

 7月30日(火)後場の東京株式市場は、円相場が1ドル154円台に入る円安になったことなどを受け、前引けにかけてダレ模様だったTDK<6762>(東証プライム)が再び強含み、前場は軟調だった東京エレク<8035>(東証プライム)も次第に持ち直して14時頃から堅調になるなど、値動きに変化がみられた。日本製鉄<5401>(東証プライム)や三菱重<7011>(東証プライム)も13時頃から値を戻し、日本製鉄は小高くなった。日銀の金融政策会合の結果は31日昼頃になる見込みだが、銀行・保険株に不穏な動きは見られなかった。日経平均は前引けから90円ほど持ち直して278円安で始まり、徐々に持ち直して14時半過ぎからは前日比プラス圏に浮上、大引けは小幅だが2日続伸。TOPIXは戻しきれず小反落となった。

 後場は、ツガミ<6101>(東証プライム)が13時に発表した四半期決算を受けて急伸。トランコム<9058>(東証プライム)も一段ジリ高となり前日発表の四半期決算など好感。伊勢化学<4107>(東証スタンダード)も一段と上げ、曲がる太陽電池の原料を製造するため、コスモエネなどが曲がる太陽電池の実証を開始と伝えられて注目再燃。名村造船<7014>(東証スタンダード)も一段と上げて出直りを強め米軍の組織再編やトランプ氏の再選に備える銘柄の見方。SBIリーシングS<5834>(東証グロース)も一段と上げて出直りを強め四半期決算を好感。アストロスケール<186A>(東証グロース)は13時頃から動意を強め宇宙の商業デブリ除去実証衛星が世界初のデブリ周囲飛行に成功との発表を好感。

 新規上場のHeartseed(ハートシード)<219A>(東証グロース)は1548円(公開価格の34%高)で初値をつけ、高値は前場の1709円(47%高)。後場は売買交錯となり大引けは1580円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は17億2678万株(前引けは7億6077万株、売買代金は4兆1668億円(同1兆7432億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は445(前引けは248)銘柄、値下がり銘柄数は1163(同1364)銘柄。

 東証33業種別指数は11業種(前引けは不動産、輸送用機器の2業種)が値上がりし、値上がり率上位は、不動産、海運、輸送用機器、サービス機器、電気機器、保険、医薬品、鉄鋼、建設、その他製品、その他金融、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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