アストロスケールホールディングス、衛星燃料補給プロジェクトの受注額がアップ、世界初のデブリ周回観測に成功

■米国宇宙軍との契約、26.9百万米ドルに増額

 アストロスケールホールディングス<186A>(東証グロース)は7月30日、米子会社Astroscaleの米国宇宙軍との衛星燃料補給プロジェクト「APS-R」の契約金額が、25.5百万米ドルから26.9百万米ドルに増額したと発表。このプロジェクトは、将来の燃料補給サービスの需要拡大を見据え、同社が戦略的に位置付けているもの。増額分による収益は、2026年4月期までの期間にわたって計上される予定。

■世界初!宇宙ゴミを周回飛行し高解像度画像を取得

 また、7月30日に、子会社アストロスケールの商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J」が、世界で初めてデブリの周囲を周回する観測に成功したと発表。この成果は、宇宙に漂う人工衛星の残骸であるスペースデブリ(宇宙ごみ)問題の解決に向けて、大きな一歩となる。

 ADRAS-Jは、デブリの形状や損傷状況を詳細に観測し、将来的なデブリ除去に向けた重要なデータを収集した。また、今回の観測で得られた技術は、宇宙ゴミ問題の解決だけでなく、宇宙の持続可能な利用にも貢献すると期待されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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