【株式市場】前場の日経平均は156円安、米半導体株安や日銀会合が影響するが好決算株など高い

◆日経平均は3万8369円54銭(156円41銭安)、TOPIXは2752.49ポイント(1.96ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億1099万株

 7月31日(水)前場の東京株式市場は、NY市場でダウは上げたものの半導体株指数やNASDAQ指数が比較的大きく下げたため半導体関連株が軒並み下げて始まり、日銀の金融政策決定会合の結果が昼頃にも伝えられるため様子見姿勢も漂った。中で、TDK<6762>(東証プライム)は株式5分割と大幅増益の四半期決算が好感されて活況高。野村HD<8604>(東証プライム)は朝安を切り返して出直りを強め大幅増益の四半期決算を好感。日銀会合を先取るように三井住友FG<8316>(東証プライム)なども高い。日経平均は朝寄り後に571円57銭安(3万7954円38銭)まで下押したが、半導体株が朝寄り後を安値に持ち直すなどで日経平均も持ち直し、11時頃からは一段と戻した。

 愛三工<7283>(東証プライム)や理想科学<6413>(東証プライム)、日鉄ソリューションズ<2327>(東証プライム)などが四半期決算好調で急伸。ハイパー<3054>(東証プライム)は業績予想の大幅増額修正が好感されストップ高。元気寿司<9828>(東証スタンダード)も急伸。ぷらっとホーム<6836>(東証スタンダード)は買い気配のままストップ高となり、ブロックチェーンの新しい適用領域のトークン化でのパートナーシップ発表を好感。ドリコム<3793>(東証グロース)も四半期決算が材料視され出直り急激。

 新規上場のFaber Company(ファベルカンパニー)<220A>(東証スタンダード)は1190円(公開価格1000円の19%高)で初値をつけ、その後1388円(同39%高)まで上げ、前引けは1173円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は8億1099万株、売買代金は1兆9389億円。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は967銘柄、値下がり銘柄数は621銘柄。

 東証33業種別指数は20業種が値上がりし、銀行、証券商品先物、パルプ紙、水産農林、倉庫運輸、保険、陸運、海運、小売り、鉱業、非鉄金属、鉄鋼、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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