東亞合成が後場急動意、業績予想の増額修正、自社株買いの上限拡大など好感

■基幹化学品事業、ポリマー・オリゴマー事業とも大幅増益、接着材は黒字化

 東亞合成<4045>(東証プライム)は7月31日の14時に第2四半期決算と業績予想の増額修正、自社株買いの上限拡大などを発表。株価はそれまでの小動きから急激に動意を強め、14時50分にかけて6%高1625円(91円高)まで上げて約2か月半ぶりに1600円台を回復している。

 第2四半期決算(2024年1~6月・累計、連結)は、基幹化学品事業の営業利益が前年同期比90.1%増益となり、ポリマー・オリゴマー事業の営業利益も同58.6%増益と大幅に増加。接着材料事業は黒字に転換した。今期・24年12月期の連結業績予想を全体に増額修正し、営業利益は従来予想を10.7%上回る155億円の見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同13.3%上回る128億円の見込みに引き上げた。

 また、今年2月から実施している自社株買いの上限を拡大し、取得株式総数は580万株(発行株数の4.96%、2月13日決議に比べ80万株増加)とし、取得総額は70億円(同10億円の増加)とした。取得期間は変わらず24年12月31日までの予定。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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