■3月通期の予想営業利益は従来予想を45%上回る見込みに
日本化薬<4272>(東証プライム)は8月1日、一段高となり、取引開始後に12%高の1420.0円(155.0円高)まで上げ、約8か月前につけた2019年以来の高値1423.5円に迫っている。7月31日に発表した第1四半期決算(2024年4~6月・連結)が営業利益2.4倍になるなど大幅増益で、第2四半期と3月通期の連結業績予想をを全体に増額修正。好感買いが集まっている。
第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比10.4%増加し、営業利益は2.4倍に急回復した。ライフサイエンス事業は前年同四半期を下回ったが、モビリティ&イメージング事業、ファインケミカルズ事業は前年同四半期を上回った。円安効果もあった。業績予想の増額修正のうち営業利益の予想を見ると、第2四半期(24年4~9月・累計)の予想は従来予想を65.1%(35.5億円)上回る見込みに見直し、3月通期の予想は同44.8%(56億円)上回る見込みに見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)