■調理済食品事業の譲渡で売上高は微減だったが営業益は74%増加
ヱスビー食品<2805>(東証スタンダード)は8月1日、一段高となり、取引開始後に7%高の4980円(320円高)まで上げて約1か月ぶりに年初来の高値を更新。7月31日に発表した第1四半期決算と業績予想の増額修正が好感され、午前11時になっても4920円前後で売買され、約4年ぶりの5000円台に迫っている。
第1四半期決算(2024年4~6月・連結)は、3月に調理済食品事業を譲渡した影響で売上高は前年同期比2.9%減だったが、営業利益は同74.3%増加するなど、各利益とも大幅増益だった。これを受け、第2四半期の業績予想(24年4~9月・累計、連結)を全体に増額修正し、営業利益は従来予想を9.8%上回る見込みに、親会社株主に帰属する第2四半期の純利益は同16.7%上回る見込みに見直した。3月通期の予想は変更しなかったが、通期予想についても、がぜん期待の強まる相場になった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)