【株式市場】前場の日経平均は1007円安、急激な円高と中東情勢の再緊迫化など影響

東京証券取引所

◆日経平均は3万8094円24銭(1007円58銭安)、TOPIXは2707.07ポイント(87.19ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増加して14億2952万株

 8月1日(木)前場の東京株式市場は、日銀の利上げと米FRB議長の利下げ示唆を受けた急激な円高に加え、イスラム武装組織ハマスのトップがテヘランで殺害されイランがイスラエルに報復を示唆と伝えられたことなどが売り要因になり、日経平均は320円安で始まった後も一段安を続けた。午前10時40分頃には一時1363円94銭安(3万7737円88銭)まで下押し、前引けも下げ幅1000円台で昨31日の575円高から急反落となった。中で、四半期決算の大幅増や業績予想の増額などが好感されてエンプラス<6961>(東証プライム)がストップ高となり、日化薬<4272>(東証プライム)、アドバンテスト<6857>(東証プライム)などが値上がりした。

 ヤスハラケミ<4957>(東証スタンダード)が一時ストップ高となり第1四半期決算の利益進ちょく率などに注目集まり、ヱスビー食<2805>(東証スタンダード)や東映アニメ<4816>(東証スタンダード)なども業績予想の増額など好感。アンジェス<4563>(東証グロース)は群馬県の財団からの新生児に関する検査受託が好感され一段と出直り拡大。上場5日目のタイミー<215A>(東証グロース)は昨日の上場来安値から急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は増加して14億2952万株、売買代金は3兆2998億円。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は85銘柄、値下がり銘柄数は1551銘柄。

 東証33業種別指数は全33業種が値下がりし、下落率の小さい業種は、海運、銀行、パルプ紙、精密機器、繊維製品、金属製品、などとなっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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