朝安のトヨタはFCVに注目して切り返す、足元は信用買残と中間決算に注視朝安のトヨタはFCVに注目して切り返す、足元は信用買残と中間決算に注視
トヨタ自動車<7203>(東1・100株単位)は朝方は前日まで2日連続安の地合いを受け継いで87円安の7101円まで下げたが、売り一巡後は燃料電池車の材料に注目して7272円(前日比84円高)と切り返した。「寄り後の安いところを拾った向きは約170円取れている。動きがついてきたので日計りの魅力も増してきた」(市場関係者)。一方、かなり先の話だが2050年までにガソリン等の化石燃料車をなくし、FCV(燃料電池車)を主流とする方針を前日打ちだした。現在、700台のFCVを2020年に3万台計画というFCV強化の方向性は今後も株価の下支えとなろう。ただ、足元では高水準の信用買残の行方と9月中間決算の行方が注視されている。