エランが11月9日からの東証1部昇格など好感して戻り高値

銘柄

 医療・介護関連用品のエラン<6099>(東マ・売買単位100株)は10時を過ぎて10.5%高の1330円(126円高)前後で推移し、8月20日以来の1300円台回復となっている。昨14日の取引終了後、東証が11月9日の売買から東証1部銘柄に指定すると発表。同社は株式の流通性向上などを目的に10月29日から11月6日の間に30万株の立会い外分売を行うと発表した。今12月期は最高益を更新する見通しで、株価水準はPER28倍前後。類似銘柄とされる日本ケアサプライ<2393>(東2)の同20倍台前半との比較では割高だが、患者や入所者が「手ぶら」でも入院・入所できるように身の回りの品や衣類、タオル類をセットでレンタルするシステムに新規軸があり、期待値が込められていると見ることもできる。

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