【株式市場】日経平均は2216円安、史上2位の下げ幅、3万6000円割れは1月19日以来

◆日経平均は3万5909円70銭(2216円63銭安)、TOPIXは2537.60ポイント(166.09ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増加し29億7030万株

■プライム市場1646銘柄のうち値上がりは14銘柄にとどまる

 8月2日(金)後場の東京株式市場は、週末取引日の前場に一時2000円安とあって模様ながめ姿勢が強い様子となり、日経平均は13時半過ぎまで前引けの水準(1864円安の3万6261円85銭)をはさんで小動き横ばいだったが、引き続き東証33業種別指数は全業種が下落したまま、プライム市場1646銘柄のうち値上がりは14銘柄にとどまった。日経平均も大引けにかけてジリ安となり一時2246円18銭安(3万5880円15銭)まで下押した。下げ幅は1987年10月20日の3836円48銭に次いで史上2位の下げ幅となった。

 後場は、オービック<4684>(東証プライム)が一段と反発幅を広げ9月末の株式5分割など材料視の様子。JVCケンウッド<6632>(東証プライム)は第1四半期決算など好感されて前場ストップ高で値がついたまま大引けまで買い気配。アサカ理研<5724>(東証スタンダード)は国際金相場の最高値など好感とされ終日気配値のままストップ高。三栄コーポ<8119>(東証スタンダード)は後場寄り後に一段と含んで推移し業績予想の増額など好感。東証グロース市場は589銘柄中10銘柄のねがりにとどまり、ビリングシステム<3623>(東証グロース)は業績上振れ期待など言われ前場の高値圏で値を保った。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し29億7030万株(前引けは15億4072万株)、売買代金は6兆6430億円(同3兆3063億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は14(前引けは28)銘柄、値下がり銘柄数は1626(同1611)銘柄。

 東証33業種別指数は全33業種が値下がり(前引けも全33業種が値下がり)し、下落率の小さい業種は、医薬品、電力ガス、鉄鋼、小売り、空運、食料品、情報通信、水産農林、不動産、その他製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る