■全体の急落を経て、これまでの主役とは一線を画す銘柄として期待も
ツムラ<4540>(東証プライム)は8月6日、買い気配で始まった後13%高の3773円(420円高)で始値がつき、急反騰となっている。昨5日の15時に発表した第1四半期決算(2024年4~6月・連結)が営業利益2.3倍となるなど大幅に拡大し、好感買いが先行。また、このところの全体相場の大幅安を受け、これまでの相場の主役だった業種とは一線を画す業種の好業績株として注目する様子もある。
第1四半期は、医療用漢方製剤が薬価改定も寄与して大幅に伸び、連結売上高は前年同期比18.0%増の436億90百万円となった。営業利益は約2.3倍の105億75百万円となった。3月通期の連結業績予想は5月に開始した予想を全体に継続したが、営業利益の通期予想は395億円(前期比97.3%増)のため、第1四半期の好調さが目立っている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)