三井不は昨日の下げを完全に回復、第1四半期好調、「クラッシュの後は相場の主役が交代」の見方もあり注目再燃

■営業利益は26%増加、通期予想は据え置くが期待強まる様子

 三井不動産<8801>(東証プライム)は8月6日、急反発となり、午前10時前に17%高の1454.0円(206.5円高)まで上げた後も190円高前後で推移し、昨5日の下げ幅123.5円安(終値ベース)を完全に上回っている。2日の15時に発表した第1四半期決算(2024年4~6月・連結)は営業利益26%増加などと好調。翌取引日の5日は全体相場が急落したため売りの渦巻に吸い込まれる形になったが、全体の下げどまりとともに好業績が見直されている。

 第1四半期の営業利益は前年同期比26.0%増の1012億99百万円だった。今3月期の連結業績予想は全体に従来予想を継続し、営業利益は3400億円(前期比0.1%増)。第1四半期としては進ちょく度が高いと注目されている。

 また、全体相場の物色動向について、株式市場関係者の中には、「昨日のような急落ランキングを塗り替えるような亀裂が入った後は相場の主役が変わることがある」との見方があり、これまでの半導体(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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