ニチレイはこのところの下げを完全に奪回、第1四半期の営業利益20%増加、通期の業績予想を増額修正

■今期の連結売上高は過去最高の7000億円を計画

 ニチレイ<2871>(東証プライム)は8月7日、一段高で始まり、取引開始後は12%高の4131.0円(442.0円高)まで上げ、このところの下げを完全に奪回している。6日の15時に発表した第1四半期決算(2024年4~6月・連結)が大幅増益となり、通期の業績予想を増額修正、好感買いが先行し、上場来の高値4204.0円(2024年3月27日)に迫っている。

 第1四半期決算(2024年4~6月・連結)は、加工食品事業が全体をけん引し、売上高は前年同期比4.4%増加し、営業利益は同20.4%増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は同29.8%増加した。営業利益は、四半期単独では過去最高を達成した。

 今期・25年3月期の連結業績予想を全体に増額修正し、売上高は主に加工食品事業での堅調な進捗を踏まえ、前回計画より100億円上方修正し過去最高となる7000億円(前期比2.9%増)とした。営業利益は低温物流事業でサステナビリティ関連の先行投資が発生し下方修正するが、全体では加工食品事業のけん引により15億円上方修正して405億円(同9.7%増)に見直し、親会社株主に帰属する四半期純利益は12億円上方修正し260億円(同6.1%増)の見込みとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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