■株式3分割はこの9月末を基準日として実施へ
アサヒグループHD(アサヒグループホールディングス)<2502>(東証プライム)は8月8日、反発基調で始まり、取引開始後は7%高の5325円(368円高)まで上げ、4日ぶりに5200円台を回復している。7日の15時に第2四半期決算と今12月期の配当予想の修正(増配)、株主優待制度の廃止、自己株式取得(自社株買い)、株式3分割を発表し、好感買いが先行。株式3分割は2024年9月末を基準日として行うとした。
第2四半期決算(中間期、2024年1~6月・累計、連結、IFRS)は、売上収益が前年同期比10.1%増加し、事業利益は同12.6%増加するなどで好調だった。今期の配当については、財務方針のガイドラインで「2025年までに40%を目指す」としている配当性向を1年前倒しで達成すべく、年間配当額を141円に増額するとし、中間配当は従来予想通り1株66円(前年同期比10円の増配)とし、12月期末配当は75円(従来予想比9円増、前年同期比10円の増配)の予定とした。合わせて、株主への公平な利益還元について検討を重ねた結果、配当等による利益還元に集約するため株主優待制度を廃止するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)