■4~6月は営業利益4.6%増加、歴史的な円安の中で大健闘の見方
ニトリHD(ニトリホールディングス)<9843>(東証プライム)は8月8日、続伸一段高となり、9%高の2万100円(1680円高)まで上げて約3か月ぶりに2万円台を回復している。日経平均が4451円安と歴代最大の下げ幅を記録した8月5日も日足や週足チャートではほとんど下げなかった銘柄で、7日15時に発表した第1四半期決算や為替の円高が好感されている。
第1四半期連結決算(2024年4~6月)は、売上高が前年同期比6.6%増加し、営業利益は同4.6%増の344億88百万円だった。今3月期の連結業績予想は全体に据え置き、営業利益は4~9月累計が567億円(前年同期比2.8%増)、通期が1296億円(前期比1.5%増)。円安は逆風、円高は追い風の事業特性があり、円相場が4~6月に1ドル160円を超える円安に見舞われた中で4~6月は大健闘との見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)