■過度な円安が止まり、このまま猛暑が続けば業績が上ぶれる期待
ワークマン<7564>(東証スタンダード)は8月8日、次第高となって午前11時過ぎに4%高の4450円(190円高)まで上げ、日経平均が4451円安となった8月5日の下げを完全に上回って年初来の高値を更新している。7日の15時に発表した第1四半期決算(2024年4~6月)は各利益とも小幅減だったが、期初に開示した今期・25年3月期の業績予想との対比では好調と受け止められているもようだ。
ワーキング・ユニフォーム業界は天候に恵まれて夏物商戦が順調な立ち上がりとし、営業総収入は前年同期比4.9%増加した。一方で、円安による仕入価格の上昇などがあり、営業利益は同1.1%減の70億34百万円だった。今3月期の業績予想を全体に据え置き、営業利益は第2四半期(4~9月・累計)が111億13百万円、3月通期が236億32百万円。第1四半期の進ちょくは好調とされ、このまま猛暑が続けば、為替の円安も転換したため業績が上ぶれる期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)