東京エレクトロンは9%高で始まる、第1四半期の大幅増益と業績予想の大幅増額を好感、NYでも急伸

■業績予想の増額には上期の上振れ分しか織り込んでいない形で期待強まる

 東京エレクトロン<8035>(東証プライム)は8月9日、買い気配の後9%高の2万7970円(2340円高)で始まり、一段と回復して出直りを強めている。8日の15時に発表した第1四半期決算(2024年4~6月・連結)の各利益が前年同期の2倍前後に急増し、業績予想(第2四半期、今3月期)の増額修正も発表。NY株式市場でも13%近く急伸したため、買い先行となっている。

 第1四半期決算(2024年4~6月・連結)は売上高が前年同期比41.7%増加し、営業利益は2.0倍になり、親会社株主に帰属する四半期純利益は同96.2%増加した。大方の市場予想を上回る出来だったとみられている。第2四半期、今3月期)の連結業績予想を増額修正し、営業利益は第2四半期(24年4~9月・累計)の予想を従来予想に450億円(18.5%)上積みし、今3月期の予想も450億円(7.7%増)上積みした。上期の上振れ分しか織り込んでいないことになり、下期も好調なら今3月期の業績は上振れることになる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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